会長挨拶

井上 啓子 この度、第6回日本在宅栄養管理学会学術集会を2018年6月9日(土)・10日(日)の両日、ウィルあいち(名古屋市東区)において開催させていただきます。

当学会は、在宅栄養管理の実践と学術研究を推進し、その発展と普及を図り、栄養管理をもって在宅療養者のQOL向上に貢献することを目的としております。日本在宅栄養管理学会 (Japan Home Nutrition Management Society) は、平成8年に全国在宅訪問栄養食事指導研究会(通称:訪栄研)から出発し、現在は1,400名を超える学会へと成長しております。これは在宅医療における栄養管理の必要性が認識されるようになったことに加え、会員、賛助会員の皆様方のご協力、ご支援の賜物と存じます。このような中、私のような若輩者が学術集会の会長を拝命し、身に余る光栄なことと感じております。

本学術集会では、メインテーマを「つなげよう!広げよう!見える化しよう!~地域での栄養ケア~」とさせて頂きました。地域包括ケアシステムの推進により、療養環境は病院、施設から在宅へと移行して参ります。療養者が自立した生活を維持していくためには、安定した医・食・住の確保と多職種連携でのサポート体制が重要となります。その中でも特に食が維持できなければ在宅での生活の継続はできません。

そこで今回の学術集会の特別講演Ⅰでは、厚生労働省健康局の担当官に「地域包括ケアシステムの構築に向けて在宅栄養専門管理栄養士に期待される役割」について、特別講演Ⅱでは、三重県立一志病院・三重大学大学院医学系研究科津地域医療学講座、洪 英在先生に「在宅栄養に必要なのは管理?支援?~その人らしく最期までいきぬくには~」についてご講演頂きます。さらに、特別講演Ⅲとして在宅療養に移行する割合が増えている癌について、藤田保健衛生大学医学部 外科・緩和医療学講座教授 東口髙志先生に「がん患者の栄養管理」についてもご講演を頂きます。

そして、シンポジウムでは「地域包括ケアにおける管理栄養士−食支援の標準化と活用−」と「地域での栄養ケアを、つなげ、広げ、見える化するには」を開催し、教育講演、協賛セミナー(お弁当付き)、一般演題発表、市民公開講座などを企画しました。名実ともに在宅のスペシャリストの先生方のご講演を賜り、参加者の皆様との活発な討論を通し、皆様の知識がさらに整理され、在宅栄養管理の必要性が深く浸透していくことと思います。

第6回学術集会にご参加くださいます皆様方にとって実り多い、有意義な2日間となりますよう、実行委員及び関係者一同、鋭意準備を進めております。そして、皆様のご参加を心からお待ちいたしております。

第6回日本在宅栄養管理学会学術集会 会長 井上 啓子
(至学館大学 健康科学部 栄養科学科 教授)

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